7月 20日。
相変わらずクメール語、英語、時々日本語が飛び交う中、まずは健康チェックからスタートします。
7月のメインテーマは「咀嚼(食べ物をかみ砕く)と嚥下(飲み込み)」機能の維持改善でした。
そこで、Vissar Nursing Center and Home Care
Services (※)の理学療法士の辻は、咀嚼や嚥下に効果があるとされる「顔の体操、舌の運動」を紹介し、みなさんと一緒にやってみました。
舌をうまく動かせず、何度も挑戦する方もいらっしゃいます。
これを読んでくださっているみなさん、ぜひ鏡を見て、舌を口の外に出して動かしたり、頬を片方ずつ膨らませたりしてみてください。
おもしろい顔になりますよ。
参加者のみなさんも、お互いの顔を見て思わず笑ってしまっておられました。
今回も「モッピナ(どこから来たの)?」というカンボジアの曲を使ったダンス体操を行いました。
しかめっ面で来所された方も顔の体操で表情が和らぎ、この曲が始まると嬉しそうな楽しそうな
笑顔いっぱいで身体を動かしはじめます。
さて、ここプノンペンでも高齢者の健康寿命を延伸できる活動が始まりつつあります。というのも、この地域のリーダーが、関連する研修を
受けてきたとのことで資料を見せてくださいました。
作業療法は医学的知識と技術を以って、その人の能力を高め、その後の人生を豊かにする役割を持ちます。カンボジアでも脳卒中やがんなど生活習慣病の方が増加しております。そして医学の発展により命が助かります。命が助かった彼らの次のステップアップのために。作業療法の考え方や方法を広めていくつもりです。
認定NPO法人あおぞらへのご支援を、何卒よろしくお願いいたします。