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ABOUTパレスチナ マスク支援プロジェクト
認定NPO法人あおぞらでは、「パレスチナ難民とつながる10万枚のマスクプロジェクト」を実施しました。プロジェクトでは、ガザの難民キャンプで不足しているマスクを10万枚寄贈させて頂きました。
2020年、新型コロナウイルス流行により、パレスチナ自治区ガザの難民キャンプにおいても感染拡大と医療崩壊が深刻化していました。国連パレスチナ難民救済事業機関(以下UNRWA)の保健局長の清田明宏先生とご縁をいただき、パレスチナ難民キャンプの医療者の現状を知ったことをきっかけに、何か自分にできる事はないかと考え、本プロジェクトを立ち上げました。
ISSUEコロナ禍におけるガザ地区の厳しすぎる現実
このプロジェクトのきっかけとなったのは、
中東で奮闘する一人の医師、UNRWA保健局長である清田明宏先生との出会いでした。
UNRWAはパレスチナ難民のために、1950年に当初3年の予定で設立されましたが、難民問題解決の難しさから、現在も紛争は続き、難民は75万人から560万人(出典:国際連合広報センター)にのぼります。難民が増加している一方で、2018年にはアメリカが拠出金を停止したことにより、活動費が捻出できず、医薬品などの購入も満足にできない状態が長く続き、パレスチナ難民は困難な状況におかれています。
そんな状況の中、今年追い討ちをかけるように襲ったのが
新型コロナウイルスでした。
当初から、人口密度が高く、水・衛生状態に課題がある難民キャンプ内での感染拡大は懸念されていましたが、現在その懸念が現実のものとなってきました。
UNRWAが活動するガザ地区、ヨルダン川西岸、ヨルダン、シリア、レバノンでも感染者は急増し続けていました。
保健センターのチームが薬を患者さんの自宅に宅配している様子
活動地域全体での
パレスチナ難民の感染者の累計
22,216人
※2020年11月26日時点
ガザ地区での新型コロナウイルス感染者数累計
※2020年11月26日時点
ABOUTパレスチナ マスク支援プロジェクト
認定NPO法人あおぞらでは、「パレスチナ難民とつながる10万枚のマスクプロジェクト」を実施しました。プロジェクトでは、ガザの難民キャンプで不足しているマスクを10万枚寄贈させて頂きました。
2020年、新型コロナウイルス流行により、パレスチナ自治区ガザの難民キャンプにおいても感染拡大と医療崩壊が深刻化していました。国連パレスチナ難民救済事業機関(以下UNRWA)の保健局長の清田明宏先生とご縁をいただき、パレスチナ難民キャンプの医療者の現状を知ったことをきっかけに、何か自分にできる事はないかと考え、本プロジェクトを立ち上げました。
ガザの保健センターに予防接種のために来院された親子。
新型コロナウイルス感染症対策のため予防接種を一時中止していたが、地域の感染状況に応じて再開している。
ガザでの感染急増に伴い、医療スタッフの増員や、感染予防のための個人防護具(PPE)、PCR検査の支援の要請が相次いで行われるなかで支援が追いついていない状況があり、特に現場の第一線にいる医療スタッフの感染リスクは非常に高いものでした。
UNRWAが提供する保健サービスは、脆弱な立場に置かれるパレスチナ難民の命綱ともなっていますが、医療スタッフの感染拡大が長く続いてしまうと、難民の方々への影響も大きなものとなります。
SOLUTIONガザ地区の医療従事者に10万枚のマスクを届ける。
このような状況を知る中で、今まで自分たちに出来る支援を継続してきた団体として、また同じ医療従事者として、
難民キャンプの医療従事者の方々に何ができるだろうと考えました。「パレスチナ難民とつながる10万枚のマスクプロジェクト」を立ち上げ、クラウドファンディングコロナ禍の難民キャンプへマスクを、日本とガザをつなごう。(葉田甲太 2020/12/23 公開) クラウドファンディング READYFORで皆さまからご支援いただき、ガザの難民キャンプで不足しているマスクを10万枚寄贈させて頂きました。
新型コロナウイルス感染症の予防対策として、ガザ難民キャンプで活動する医療従事者を守ります。
寄贈先 | UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関) |
---|---|
寄贈品 | 医療用4層マスク 10万枚 ※株式会社ジーツーコーポレーション様のご協力で手配したものを購入し贈りしました。 |
ご支援頂いた金額 | 582万3千円(目標金額:400万円) |
資金使途 | マスク購入費、輸送費、クラウドファンディング手数料など |
スケジュール | 2021年3月31日までに、UNRWAへ寄贈予定 (ガザ空爆被害に伴い実際に届いたのは2021年5月末日) |
ご寄付がガザ難民キャンプに届くまでの流れ
寄付
マスク購入・納品・提供
提供先
認定NPO法人あおぞらは、2014年にカンボジアで生後22日目の赤ちゃんを亡くしたお母さんと出会ったことをきっかけに、国際NGOワールド・ビジョンとの共同事業として、カンボジアで8000人の命を守る病院プロジェクト、タンザニアで5万人の命を守る新病院プロジェクトを実施し、またラオスでは赤ちゃんの命を救う医療教育支援など、たくさんの方々のサポートもあり、継続して活動を行ってまいりました。
2020年、新型コロナウイルス感染症の蔓延を受けて、さまざまな方にご協力をいただき、日本の医療機関・福祉施設などに20万枚のマスクを「あの人に」届けるプロジェクト、NHKでも取材いただいたカンボジアの小学校に対する遠隔での手洗い場支援など、このコロナ時代において私たちにできることは何かと考え続け、一つずつ形にしてまいりました。
プロジェクトを通して、UNRWAの医療従事者を守ることで、
特に健康リスクの高い、高齢者や慢性疾患を有する患者さんの健康状態やニーズを把握し、必要に応じて薬の自宅配達を手配できます。また、自宅に配達することで、保健センターへの来院を減らし、安全で円滑な保健サービスの提供が可能になります。
保健センターのチームが薬を患者さんの自宅に宅配している様子
FUTUREプロジェクトを通じて、
中東と日本をむすぶきっかけに
今回のプロジェクトの目的は、新型コロナウイルス感染症の予防対策として、ガザ難民キャンプで活動する医療従事者を守るために、10万枚のマスクをUNRWAの医療機関に届けることでした。
しかし、それに付随して、実現したいことがあります。
新型コロナウイルス感染症が蔓延し、いまも世界中で多くの方々が苦しんでいます。そんな中で、命をかけて患者に向き合っている医療従事者たちがいます。
長期化が予想される中で、心が疲弊した方々も大勢いると思います。
マスクだけではもちろん、どうしようもない現実があります。
それでも、そんな医療者を、マスクとともにメッセージを贈ることで、微力ですが、勇気づけ、救える命を救っていきたい。
そして、このプロジェクトで中東の課題について日本の方々とともに考えるきっかけに、中東と日本をむすぶ一つの架け橋になったら、勝手ながら嬉しいと思っています。
ガザ市内西部の学校の1年生のこどもたち(新型コロナウィルス流行以前に撮影)
MEMBERプロジェクトに関わるメンバー
葉田 甲太
はだ こおた
認定NPO法人あおぞら理事長・医師(総合診療医)・
関西学院大学非常勤講師
1984年5月28日、大阪生まれ。
日本医科大学医学部医学科卒業。2014年に赤ちゃんを亡くしたお母さんと出会い、2018年カンボジアに病院を建設。2019年タンザニアにて5万人の命を守る新病院プロジェクトを実施。新型コロナを受け、カンボジア遠隔手洗い場支援、ラオス遠隔医療教育、パレスチナ難民に10万枚のマスク支援を開始。
著書『僕たちは世界を変えることができない。』等
台湾・韓国でも翻訳され累計10万部。
滝澤 三郎
たきざわ さぶろう
UNRWA会計課長、UNHCR財務局長、
同駐日代表、国連大学客員教授、東洋英和女
学院大学教授、国連UNHCR協会理事長など
1948年長野県生まれ。UCバークレーでMBAと米国CPAを取得し、1981年国際連合ジュネーブ事務局入局、UNRWA会計課長、UNHCR財務局長、同駐日代表、国連大学客員教授、東洋英和女学院大学教授、国連UNHCR協会理事長などを歴任した。66歳で始めたマラソンが趣味。著書に『「国連式」世界で戦う仕事術』集英社新書など。
本間 正人
ほんま まさと
京都芸術大学教授・副学長・NPO学習学協会
代表理事・NPOハロードリーム実行委員会理事
UNRWA会計課長、UNHCR財務局長、
同駐日代表、国連大学客員教授、東洋英和女
学院大学教授、国連UNHCR協会理事長など
1959年8月東京生まれ。「教育学」を超える「学習学」の提唱者であり、「楽しくて、即、役に立つ」参加型研修の講師として、アクティブ・ラーニングを25年以上実践し、「研修講師塾」を主宰する。
東京大学文学部社会学科卒業後、松下政経塾第三期生として入塾し、松下幸之助の経営哲学を学ぶ。ミネソタ大学大学院修了(成人教育学博士、Ph.D.;戦略プランニング修士号、Master of Planning取得)。米国Coach University 課程を修了し、国際コーチ連盟(ICF)認定プロフェッショナルコーチ(PCC)資格(日本人初)を取得。 松下政経塾在塾中に、国際連合国際青年年(IYY)事務局、内外政策研究会(大来佐武郎会長(元外相)秘書)での実務研修を経験し、地球社会の未来を建設的に提言する「ローマ・クラブの21世紀版」を創ることをライフ・ワークとして志す。(社)日本ユネスコ協会連盟評議員などの国際交流活動を通じて、グローバルコミュニケーターとしての力を磨いた。NHK教育TVでビジネス英語の講師などを歴任。
清水 章弘
しみず あきひろ
株式会社プラスティー教育研究所 代表取締役。
1987年、千葉県船橋市生まれ。私立海城中学高校、東京大学教育学部を経て、同大学院教育学研究科修士課程修了。中学高校時代に生徒会長、サッカー部、応援団長、文化祭実行委員などを経験しながら東京大学に現役で合格。自身の時間の使い方や効率的な勉強法を体系化し、プラスティーを起業した。
創業以来、公教育支援を続けており、青森県三戸町教育委員会の学習アドバイザーや、京都府長岡京市立長岡中学校(文部科学省の研究指定校)の研究アドバイザーを務めてきた。著書は10冊。累計35万部を突破。中国、韓国、台湾、ベトナムでも翻訳されている。
座右の銘は「凡事徹底」。好きな言葉は「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない(レイモンド・チャンドラー)」。出演・監修にNHK Eテレ「テストの花道 ニューベンゼミ」など。
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生まれてくる赤ちゃんを救い、命がけの出産からお母さんを守るために。
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