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行動すれば救える命について

お知らせ

活動レポート 2022.10.20

【ラオス】第二回新生児蘇生インストラクター育成講習会を行いました

日頃より応援いただいている皆さん、

いつも、あおぞらに温かいご支援と応援、誠にありがとうございます。

現在、あおぞらでは、「ラオス保健科学大学における新生児蘇生法インストラクター育成プロジェクト」を進めております。
このプロジェクトは、ラオス国内の医師の育成機関であるラオス保健科学大学で、教員向けの新生児蘇生講習会を定期的に開催し、
基本的な新生児技術蘇生法の定着とともに、ラオス保健科学大学に所属する医師の中からインストラクター養成者の選定を行い、
インストラクターのための模擬講習会を実施するものです。
2022年9月23日に新生児蘇生法スキルチェックフォローアップ講習会をラオス保健科学大学にて実施いたしました。
日本からは講師の嶋岡と葉田が渡航し、現地にて講習会を実施しました。
講師の嶋岡から新生児蘇生法のスキルのためのレクチャーを行い、参加者たちは実技も実施しました。
インストラクター候補生のラオス人医師10名の参加がありました。         

(講師の嶋岡より講義を受講するインストラクター候補生の様子)

 

講習会の中にはシナリオトレーニングといって、どのような状況で生まれてきて処置するのかの判断を
トレーニングするものが含まれていました。そのシナリオは講師の嶋岡の手書きで書かれており、
そのシナリオを受け取った候補生の医師たちは必死にどのように処置をすれば小さな命が救えるのかと
一生懸命考え全力でトレーニングに取り組んでくれていました。

そのトレーニングの様子は、緊張感のある現場でありながら、同時に何か想いの詰まった手紙を受け取ったような温かな雰囲気もあり、「命を救いたい」という想いの共有されているのが日本からオンラインで参加していた私の心にも届きました。

(講師の嶋岡より講義を受講するインストラクター候補生の様子)

インストラクター候補生シナリオトレーニング                        (どのような状況で生まれてきて処置するのか)のテキストを受け取り、それぞれがどのような最善の処置を施そうか自ら考え行動する

現場でスキルチェックに当たった嶋岡からは、スキルが高く、前回の6月の講習会以降、
毎月の課題としてオンラインでの新生児蘇生の技術を録画した動画を提出してもらっており、そのような取り組みが効果的であったのではないかと考えられました。

 

 

また参加者からのアンケート結果では、講習会への満足度が高く認められました。現場では、新生児蘇生法物品に関する機材のメンテナンス不足な物品が多いという問題点もあがり、今後インストラクターセット(新生児蘇生法機材)の正しい機材のメンテナンス方法を指導していくことなどが課題として上がりました。       

インストラクター候補生シナリオトレーニング                        (どのような状況で生まれてきて処置するのか)のテキストを受け取り、それぞれがどのような最善の処置を施そうか自ら考え行動する

講習会後の集合写真(午前)

次回の講習会も現地ラオスで11月25日(金)に実施予定であり、現在着々と講習会の準備が進んでおります。
また、現地の様子もお知らせできればと思っております。

引き続きよろしくご支援と応援をよろしくお願い申し上げます。

講習会後の集合写真(午前)

講習会後の集合写真(午後)

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