カンボジア サンブール地区の各家庭へ浄水器を導入するプロジェクト。
第一弾として、40世帯への導入をスタート。
このプロジェクトを支えてくれたのは、京都府を本拠地とするプロバスケットボールチーム、
京都ハンナリーズさんとハンナリーズに所属する寺嶋選手。(現在は広島ドラゴンフライズへ移籍)
寺嶋選手が自身のとったHERO賞(MVP)を弊NPOへ全額寄付して頂き、
チームを巻き込んでバスケの試合会場でチャリティーイベントを開催。
認定NPO法人あおぞらの活動に全面的にご協力いただきました。
サンブール地では、水道設備が整っておらず、ため池や水瓶に貯めた雨水を生活用水として使用したり、
煮沸して料理に使用することがほとんどです。
直接飲む水はボトルの綺麗な水を購入することが多いのですが、今回のプロジェクトを実施するにあたり、
事前に住民50人を対象にとったアンケートでは、半数以上(51%)の住人が1年の間に1回以上、
下痢に関わる病気になっているとの報告がありました。(カウンターパート ClearCambodia調べ)
これは、衛生設備や衛生習慣があれば防げるものです。
病気にかかると、子どもたちは学校を休まなければなりません。
病院に行ったり、薬を買ったりするのにもお金がかかります。
現地カウンターパートであるClearCambodiaは、住民を対象に行った事前説明会で、
浄水フィルターの使い方だけでなく、衛生環境を整えることで下痢や感染症を防げることも伝えてくれました。
衛生の意識はすぐに定着するものではありませんが、
少しずつでも現地カウンターパートと私たちの想いを多くの人に伝えていき、
カンボジアの人たちの笑顔のために、認定NPO法人あおぞらは活動を続けてまいります。