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お知らせ

お知らせ 2024.06.03

1人1人の出会いに感謝を 伊沢雛子

クラウドファンディング、【カンボジア僻地の6万人の命を救いたい!安全で安心できる出産を!】ボランティアスタッフの伊沢雛子です。


皆様からの温かいご支援のおかげで本プロジェクトが実施できていること、また現地での第一回目の活動を終え、たくさんの感謝の言葉を現地から持ち帰ることができたことに心から感謝申し上げます。

 

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私は嶋岡先生と同じ病院で検査技師をしています。以前から国際支援に興味があり、4年前家族と訪れたカンボジア旅行がその思いをさらに後押ししました。

 

親が子供を利用してお金を集める姿、難民のため水上で暮らす人々、それが日常であることにショックを受け、忘れることができませんでした。具体的な支援活動に悩んでいた際、上司から嶋岡先生の活動を教えてもらい、どうしても話がしたい!と廊下に待ち伏せし、逆ナンパ(!)したのを覚えています。その後、認定NPO法人あおぞらが今まで取り組んできた活動や今回のプロジェクトのお話を聞き、ぜひお手伝いしたいと思い、参加させていただくことになりました。

 

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個人的には僻地への訪問が初めてのため、好奇心と過酷な現実への不安を抱えながらの渡航となりました。新生児蘇生の講習や機材搬入、陣痛室建設の話し合い、ヘルスセンターの見学など慌ただしく日々が過ぎていきましたが、中でも特に2つのことが心に残りました。

 

一つ目は、コンポンチュナン州病院で出会った、とてもとても小さい赤ちゃんのことです。活動報告#8にもあったコンボンチュナン州病院で、ご家庭の事情で両親に捨てられてしまった赤ちゃんです。病院には他にも赤ちゃんがいましたが、その子は私の知っている赤ちゃんとは程遠い小さな体で懸命に生きていました。あくびをする姿はとても愛おしく、思わず可愛いと声が漏れましたが、同時に赤ちゃんの今後やご両親の事を考えると泣きそうになりました。たくさんの支援がある中、貧困や医療など根本的な問題解決への道のりは程遠いのが現状です。しかし、まずは目の前の活動に専念し、少しでも悲しむ人を減らしていくことが大切と感じました。

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もう一つは現地で出会った人の温かさです。

滞在中出会った全ての人は、いつも笑顔で話しかけてくれ、感謝の気持ちを伝えてくれました。

支援が必要=負のイメージを持たれがちですが、現地の人達は想像以上に明るく元気で常に前を向いています。新生児蘇生の講習の際、技術を身に着けたいと自分の意思で学びに来た医療スタッフたちからは、この状況を変えたいという意思の様なものを感じました。大変だからこそ助け合うことは当たり前で、常に相手を思いやる心の温かさは、状況を劇的に変えなくとも確実に良い方向に変えているのではないかと思っています。(ちなみにコンポンチュナン州病院の検査室を見学した時、現地スタッフと共通の知人がいてすごくお話が盛り上がりました。縁とは不思議なものですね。)

 

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本プロジェクトを通して、数えきれない人との出会いがありました。支援者の皆様、プロジェクトスタッフ、現地の方々。11つの出会いはかけがえのないもので、同じ目標に向かって活動できることを大変嬉しく思います。クラウドファンディングもあと少しの期間を残すところとなりましたが、より多くの方に関心を持っていただき現地の赤ちゃん、お母さんの命を繋いでいきたいと考えています。

 

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どうか、更なるご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

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