一回ごとの寄付
自由な金額で、お好きなタイミングでご寄付いただけます。
あおぞらのむこうがわ
第65号 2026年4月・5月合併号
マンスリーサポーターの皆様、こんにちは。いつもあたたかいご支援を本当にありがとうございます。
あっという間に5月が終わり、本格的に暑い時期に入ってきました。連日30度越え。と思えば台風。そして梅雨へ…。なんだか気が滅入りますね。
さて、マンスリーサポーター限定フェイスブックグループでは先行でお知らせさせていただきましたが、アフリカのシエラレオネという国で新たに活動がスタートしました。今月号からメールマガジンもリニューアル。今回は、シエラレオネの活動を担当する新しい仲間、原野陽子からのメッセージからスタートです。
マンスリーサポーターの皆様、はじめまして。このたび、認定NPO法人あおぞらでシエラレオネプロジェクトを担当することになりました、助産師の原野陽子です。
私はこれまで、千葉大学医学部附属病院の産科で8年間勤務した後、シエラレオネの農村部で母子保健活動に携わり、現地では日本では考えられないような厳しい医療環境の中で、多くの妊産婦さんや新生児と向き合ってきました。
その中で、今でも忘れられない赤ちゃんがいます。生後1か月のモハメッドです。モハメッドが運び込まれた時、呼吸はなく、顔色は土のように変わっていました。
私たちはすぐに蘇生を開始し、心拍は戻りました。必死に人工呼吸を続けた結果、1週間後には母乳を飲めるまで回復し、無事に退院することができました。
お母さんと一緒に涙を流しながら喜んだことを今でも覚えています。しかし、退院した翌朝、モハメッドが亡くなったという知らせを受けました。
何もできなかったのではないか。もっとできることがあったのではないか。そんな思いに押しつぶされそうになりながら、ただ泣くことしかできませんでした。
その後、呼吸状態の悪い双子の赤ちゃんが生まれました。胸骨圧迫を含む蘇生を行い、二人は元気に退院することができました。現在も元気に成長していると聞いています。
救える命と、救えない命がある。それを決めることは私たちにはできません。しかし、適切な知識と技術、そして支え合える医療体制があれば、救える命を増やすことはできる。私は現地での経験を通して、そのことを強く感じました。
これから認定NPO法人あおぞらでは、シエラレオネの助産師や医療従事者の皆さんと共に学び、共に成長しながら、母子の命を守る活動に取り組んでいきます。この活動は、マンスリーサポーターの皆さまのご支援があって初めて実現できるものです。
マンスリーサポーターのみなさま、お世話になっております。作業療法士の辻です。今回は、2026年5月のカンボジアでの活動についてご報告いたします。
高齢者や脳卒中の方の多くは、日々の生活に車いすが必須です。しかし、ここカンボジアでは、個々人の身体の大きさや身体機能に適合した車いすを準備することは困難です。我が国のように介護保険制度もありませんし、医療や福祉の専門職でさえ、車いすに関する知識もまだまだです。
今回の滞在では、多くの時間をMUCHが保管する車いすの機能チェックと修理に使いました。ネジのゆるみがないか、ブレーキは機能しているのかなどなど。もっとも危ないのは、ブレーキが利いていないことです。ブレーキが利かないなか、ベッドやトイレに移乗させていることは転倒につながります。
ブレーキは、ゴムや布切れで応急処置をしました。タイヤがないまま移動させていた車いすは、自転車屋に持っていって修理を試みましたが、フレームが削れてしまっており、チューブがうまく入りませんでした。道具の整備は作業療法の大切な役割です。次回は、車いすの寿命を伸ばすために、正しい使い方や整備の必要性、整備ポイントを伝えることにしました。
Vissarは、そのサービスを拡大するために新たな病院を建設中です。リハビリテーションサービスも拡大していくため、PR用のビデオを撮影しました。作業療法は医学的知識と技術をもって、その人の能力を高め、その後の人生を豊かにする役割を持ちます。カンボジアでも脳卒中やがんなど生活習慣病の方が増加しております。命が助かったその先の人生のために、作業療法の考え方や方法を広めていくつもりです。
マンスリーサポーターの皆様、お世話になっております。大音です。まもなく日本は梅雨の季節を迎えますね。雨が続くと、洗濯物が乾かない、外出が億劫になる。そんなことを思う方も多いのではないでしょうか。(自分事ですが、先週洗濯機が壊れまして、乾かないどころか洗えない事態に…。コインランドリー生活が2週間近く続いています。笑)
しかし世界には、雨が降ることで暮らしそのものの姿が大きく変わる地域があります。あおぞらが2024年から支援を開始したカンボジアの僻地・スヴァイルンピアへ向かうには、船で川を渡らなければなりません。
しかし現地で話を聞いて驚きました。時期が違えば、その川は人々が生活する場所だというのです。見渡せば、屋根だけが川のあちこちから顔を出しています。そして雨季が終われば、人々はまたその場所へ戻って暮らし始めるというのです。
日本では家が浸水すれば大きなニュースになります。しかし国が違えば、浸水どころか、家が沈むことを前提に生活を余儀なくされている人々がいます。確実に日本よりも不自由な環境にあるカンボジアの僻地ですが、そんな場所でも子どもたちの笑顔は本当に眩しいのです。
もし私たちが同じ環境で暮らしていたらどうでしょうか。果たして同じような笑顔でいられるでしょうか。私があおぞらに携わり始めた頃、現地で直接支援に関わるメンバーからこんな言葉を聞きました。
その言葉が今でも心に残っています。だからこそ、少しでも悲しみの涙を減らして笑顔をつくることが、あおぞらが活動を続ける理由になるのだと思います。
そして、アフリカ・シエラレオネでも新たな活動がスタートしました。あおぞらのむこうがわに、また一つ笑顔が増えるように。これからも皆さまとともに活動を続けてまいります。
それでは、次回の「あおぞらのむこうがわ」でお会いしましょう。
シエラレオネでの新たな挑戦、カンボジアでの継続的な支援。
あおぞらのむこうがわに、これからも笑顔を増やしていくために、ご支援をお願いいたします。
このメールマガジンは、毎月継続寄付をいただいているマンスリーサポーターの皆さまだけにお届けしています。
月1,000円からのご支援で、現地の最新レポートをいち早くお届けします。
あおぞらでは、毎月定額を寄付いただくマンスリーサポーターを募集しています。
生まれてくる赤ちゃんを救い、命がけの出産からお母さんを守るために。
ため池などの水で生活する世帯へ、綺麗な水を届けるために。
いただいたご寄付は、各地の医療・衛生支援や運用費など
「救える命を救う」ために活用させていただきます。