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認定NPO法人あおぞらのチャット内で理事長の葉田甲太とちょっとしたひとこと。
その言葉に「ハッ」と心を動かされたのでご紹介です。
葉田は(いつものことなんですが)突然メッセンジャーにこんなことつぶやきます。
「これをやれば、必ず良いみたいなことってほとんどないと思うのです。円安がいいとか、円高がいいとか。 肺炎をどうするべきとか。必ず、色々な選択肢や、意見がある。だけど、赤ちゃんを蘇生させるか否かに僕個人は選択肢はないと思っていて。それは、僕たちは人間だから。他人は知らないとかではなく、他者を思いやれる生き物だから。
生まれた以上、蘇生しなくて良いとはならない。世の中で数少ない、絶対やったほうが良い事だと僕は思います。」
プログラムディレクターの嶋岡がこう返事をしました。
「そうだね。消えそうな命の前でやらなきゃいけないことってシンプルなんだよね。救うか見送るか。見送るにしても、自分がベストを尽くした後で見送れたかどうか、そのベストは場所によって異なるかもしれないけど、それでもベストを尽くしたかどうか。」
2人は7年前から、こうやってお互いの価値観を確認しながらここまできました。
随分、時間も経って立ち位置は変わって、積み上げた経験も変わってきたけれど、
それでもこうやってたまに葉田が呟く言葉に
嶋岡は、自分の原点を思い出します。
What are you working for?
嶋岡がいつも現地医療者に問いかける言葉です。
そしてこれは嶋岡自身に対しての問いかけでもあります。
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