TED Talks

行動すれば救える命について

カンボジア|赤ちゃんを救う医療をささえる

ABOUT一人でも多くの赤ちゃんの命を救うために

カンボジアでは新生児死亡のうち、出生時の呼吸循環不全が原因となり赤ちゃんが亡くなってしまう「新生児仮死」の割合が約25%を占めています。その一方で、適切に新生児蘇生を行うことで、約90%の赤ちゃんの命を救うことができると言われています。
全国的に新生児蘇生法を身につけた医療従事者の育成により医療サービスを底上げするため、国立母子保健センターと連携して、日本人医師・助産師による新生児蘇生法講習の実施や、カンボジアの医療教育プログラムの質の向上支援など、活動を進めています。
2024年には、コンポンチュナム州の川に隔たれたヘルスセンターへの新生児蘇生法技術支援を含む、安心してお産ができる環境整備や母子保健指導強化も含めた支援を開始します。

ISSUE母子保健における課題

カンボジアでは、母子保健基礎指標が目覚ましく改善していますが、周辺諸国に比べると未だ十分なレベルにあるとはいえません。特に、新生児死亡率の改善傾向は、他の母子保健指標に比べて緩やかであり、現状では乳児死亡の5割以上が生後28日までの新生児期に起こっており、新生児死亡数低減は喫緊の課題です。

5歳未満児死亡数

8,013

新生児死亡数(2021)

4,119

妊産婦死亡数(2021)

710

※出所:Number of under-five deaths, number of neonatal deaths, and number of maternal deaths - Cambodia. World Bank Open Data.


SOLUTION新生児蘇生法研修の質の向上による医療者の職能拡大支援

2019年に建設を支援したバンティミエンチャイ州のサンブール地区保健センターにて、また、2022年からJICAボランティアの助産師が活動するコンポンチュナン州病院にて、日本の専門家が現地の助産師に新生児蘇生法講習を実施してきました。
一部の地域のみならず、カンボジア全国に新生児死亡率の低減に貢献するために、カンボジアの母子保健に関わる医療者に研修を提供する国立母子保健センターと連携して、既存の新生児蘇生法研修プログラムの質の向上やインストラクター向けの研修の支援を開始しました。

2023年には、経済産業省の「令和5年度ヘルスケア産業交際展開推進事業」補助金に採択された「カンボジア・ネパール・コンゴ民における新生児蘇生法教育デバイス・導入支援サービスの基礎調査プロジェクト」に協力団体として参画し、日本人専門家による新生児蘇生法研修/インストラクター向け研修をコンポンチャム州病院/国立母子保健センターにて実施しました。
今後も、日本人専門家と協働して、国立母子保健センターや国立病院、州病院、ヘルスセンター、医療者教育機関等で新生児蘇生法研修の支援を続けていきます。

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OUR FIELDコンポンレーン地域のお母さん・赤ちゃんを助けるための支援

あおぞらが新生児蘇生法研修の支援をしているJICAボランティアの助産師が活動するコンポンチュナン州病院には、周辺のヘルスセンター等から赤ちゃんや妊婦さんが毎日のように搬送されて来ます。その中でも、川を挟んだ対岸のコンポンレーン地区からの搬送は、ボートで移動する必要があるため、具合が悪くなってから時間が経ち過ぎた状態で到着することが多くあります。
現地のヘルスセンターを訪れてみると、陣痛でお産を待つお母さんが、外の炎天下の中で待たなければならず、雨季にはひざ上以上に水がたまる中歩いて移動したり、20年以上使っているクッションもなく脚が壊れてグラグラの分娩台しかない等、妊婦さんが安心してお産ができる環境も整っていない状況です。
そこで、コンポンレーン地域のヘルスセンターで安心してお産ができるように、もしもの時はいち早く州病院に搬送できるように、仮死状態で赤ちゃんが生まれた時には助産師が適切に蘇生処置ができるように、私たちができる支援をしていきます。


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お母さんと赤ちゃんの涙を止める

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