TED Talks

行動すれば救える命について

カンボジア|水・衛生環境の改善支援

PROJEECTサンブールに安全な水を届けるために

サンブール地区の小学校に、子ども
たちが安心して使える手洗い場を!

水は健康の基盤となるもの。生きていく上で欠かせないものである一方で、不衛生な水は下痢や肺炎などの原因となります。

認定NPO法人あおぞらが行ったサンブール地区にある小学校の先生からのヒアリングでは、「水衛生」の問題が多く聞かれました。
水は下痢や肺炎、感染症などの病気から子どもたちを守るはずのものであるにも関わらず、子どもたちが毎日通う小学校で水衛生が保たれていない、ということが一つの課題として挙がっていました。あおぞらが行った現地調査では、サンブール地区にある7つの小学校のうち、6つの小学校では手洗い場がそもそもないか、あっても数が足りていない、との声が聞かれていました。

【事例】Sambour小学校が抱えていた保健衛生の課題

認定NPO法人あおぞらが手洗い場建設支援を行った小学校の一つ、Sambour小学校には、手洗い場がありませんでした。手洗いに使う水は、子どもたちが交代で1日1回、50m離れたため池からバケツで水をくんでいました。

危険の伴う水汲み作業と、濁った水で手を洗わざるをえない環境にいる子どもたち。
そして、2020年から2021年現在も世界で猛威を振るう新型コロナウイルス。

衛生的ではない水は感染症だけでなく、下痢や肺炎を引き起こす原因となります。水が糞便のバクテリアに汚染されていた場合、石鹸を使って手を洗っても、感染の予防は乏しいとされています。※

政府から保健センターに対して、小学校で手洗い指導を行うように指示が出ているなど、国全体で、衛生に対する意識が高まってきています。
しかし、綺麗でないといけないはずの、手洗いに使う水が汚染されている、という現状がそこにはありました。

そこで、カンボジアのNGO Clear Cambodiaと協働し、2020年7月には、2校目のSambour小学校での手洗い場建設に向けて、クラウドファンディングを実施し、延べ113人のご支援者さまに、総額874000円のご寄付をいただきました。

【手洗い場でコロナを防ぎ、カンボジアの子どもたちの未来を守る!(葉田甲太 2020/07/03 公開) - クラウドファンディング READYFOR (レディーフォー)】

認定NPO法人あおぞらでは、2020年4月から2021年6月にかけて、サンブール地区にある7つの小学校のうち、手洗い場を必要としていた6校、すべての小学校に手洗い場を設置することができました。

また、コロナウイルスの影響で、カンボジアでは政府から保健センターに対して、小学校で手洗い指導を行うように指示が出ているなど、国全体で、衛生に対する意識が高まってきているようです。
サンブール地区でも、保健センターのスタッフが子どもたちに手洗いを正しく行えるよう手洗い講習を行ってくれていました。

認定NPO法人あおぞらでは、引き続き、手洗い場建設を実施した小学校へのモニタリング・継続支援を実施していきます。

サンブール地区の各家庭に浄水器を!

衛生の問題は学校だけではなく、家庭でも起こっているのではないだろうか―。
認定NPO法人あおぞらでは、2021年6月より、あおぞらスペシャルサンクスサポーターである、プロバスケットボール選手 広島ドラゴンフライズ所属(当時、京都ハンナリーズ所属)の寺嶋良選手のご協力を経て、サンブール地区にある40の家庭へ、浄水フィルターの導入支援を行いました。
その後2021年12月までに、法政大学国際付属高等学校のプロジェクトグループ『SmiRing』と共に、クラウドファンディングを実施し、サンブール地区の150の家庭へ浄水フィルターを導入しました。

導入にあたっては、Clear Cambodiaのスタッフが住民や村長に対して、説明会を行いました。
浄水器の使用方法、メンテナンス方法の他にも、ため池や川の水には、バクテリアやウイルス、寄生虫などが含まれていて、それらは病気の原因になりうること、普段からきれいな水と石鹸で手を洗うことやきれいな水飲むことで、病気から私たちの身を守ることが出来る、ということを住民に知ってもらいました。

浄水フィルターを設置した家庭の住民の声

水は健康につながる大切なものだから、浄水器が導入できることはとても嬉しい、本当に感謝しています。

家庭を取り巻く衛生問題

あおぞらでは、2020年12月にサンブール地区の50世帯の住人を対象にアンケート調査を行いました。その結果、のべ半分以上(51パーセント)の住人が1年間に1回以上、下痢に関わる病気になっているとの報告がありました。(ClearCambodia調べ)

ユニセフの世界子供白書2019によると、農村部のカンボジアの家庭で基礎的な衛生習慣設備(敷地内に水および石鹸がある手洗い設備が利用できる)がない割合は40%、最低限の基礎的飲用水サービス(改良された飲用の水源を利用しており、列に並ぶ時間を含め、汲みに行くための往復時間が30分以内である人)がない割合は27%です ※)。

サンブール地区も例外ではなく、普段住人が料理で使用したり、口にする水は、ボトルのミネラルウォーターか、ため池の水や雨水です。飲む際は煮沸をしているようですが、煮沸不足や保管容器が衛生的でないことなどが原因として考えられます。

認定NPO法人あおぞらでは、引き続きフィルターを導入した家庭へのモニタリングと、改善、新たな家庭への浄水器設置の検討も行っていきます。

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